京都映画企画市パイロット映像から初長編実現化した『黒の牛』(2016優秀映画企画 蔦 哲一朗監督)。2026年1月23日(金)より遂に劇場公開がスタートしました。

1月24日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町では、蔦 哲一朗監督の他、台湾から駆け付けたリー・カンション氏、日本側キャストは田中 泯氏、パイロット映像から参加している須森隆文氏、司会進行は市山尚三プロデューサーにより公開記念舞台挨拶が開催されました。

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左より 須森隆文氏、田中 泯氏、リー・カンション氏、蔦 哲一朗監督

【コメント】

蔦監督

企画から公開まで約10年という歳月がかかりました。色々な思いが込み上げて、本当に感慨深く、万感の思いです。まだ何もかたちになってなかった時に参加を表明してくれた坂本龍一さんのおかげで、この映画が完成したと思っております。天国の坂本さんにも無事に成功したと報告できたらと思います。


リー・カンション氏

東京に来るのは東京国際映画祭やフィルメックスなど映画祭が多いのですが、今回は『黒の牛』の宣伝で来られたことを本当に心から嬉しく思います。コロナ時期の撮影で、2回に分けて来日し、しばらく隔離した後で撮影に入りました。苦労は色々とありましたが、主演女優が「牛」なので(笑)この主演女優といかにコミュニケーションを取るかが、とても大切でした。僕と主演女優の間も非常にうまくいきましたし、映画も立派に完成しました。
 この時代にモノクロで、しかも70ミリフィルムを使って撮影するということは、この監督は本当に勇敢だと思いました。日本の50年代のクラシック映画の巨匠たちの作品のようだと感じました。完成した映画を東京国際映画祭のスクリーンで観たのですが、1つ1つのシーンがまるで一幅の絵画のように非常に美しく感動しました。自分のもう1つの代表作ができたと思いました。


田中 泯氏

撮影はきついし大変でしたが楽しかったです。リーさんについて、無言の会話をこんなにも楽しめる相手を、久しぶりに見つけたので、とても喜んでいます。
 蔦監督は、言葉で説明できることを台本に書くような監督ではないです。映画をご覧になったみなさんは感じていただけたと思いますが、話すことは1つもないのです。僕はそれで良いと思っています。感じたことを言葉にするとなくなっていきそうな気がするからです。このような映画もあるということを、しっかりと伝えていただければと思います。


須森隆文氏

本作がまだ形になる前、9年位前から関わっていて、今日という日を迎えられて幸せです。(パイロット映像の主演から今回の長編にも出演)常にどこか頭の片隅に『黒の牛』の存在があって、無事に出来上がってほしい、無事にお客さんに観てもらいたいと思っていました。今日、このような満席でお客様に観て頂いて・・・本当に自分にとってこの映画は特別で、参加できたことを誇りに思っております。



1月31日(土)には、京都シネマにて14:10の回に蔦監督と映画制作に協力した松山大耕氏(妙⼼寺退蔵院 副住職)による舞台挨拶が決定しました。
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『黒の牛』全国順次公開中!
首都圏:ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿K’s cinemaほか
関西:京都シネマ、テアトル梅田(1/30~)、シネマ神戸(1/31~)ほか
ほか全国順次公開

※東京都墨田区にある牛嶋神社では、2月28日まで、「黒の牛 特別展欄」として、劇場版とは上映尺と編集が異なるメディアアート版が常設上映されております。是非この機会にご覧ください。
https://alfazbetmovie.com/kuronoushi/installation/