【 2016年度 評価者 】(順不同、敬称略)


掛尾 良夫
城西国際大学メディア学部客員教授、キネマ旬報社顧問

1950年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。「キネマ旬報」編集長、キネマ旬報映画総合研究所所長などを歴任。現在、城西国際大学メディア学部客員教授、WOWOW番組審議委員、和歌山県、田辺弁慶映画祭ディレクターなどを務める。主な編・著作に『外国映画ビジネスが面白い』『映画プロデューサー求む』『映画プロデューサーの基礎知識 映画ビジネスの入り口から出口まで』、『「ぴあ」の時代』、『日本映画の世界進出』など。映画『40歳問題』プロデューサー、テレビ・ドキュメンタリー『映画人たちの8月15日』(WOWOW)企画など。現在「キネマ旬報」に〈キネマ旬報物語〉を連載中。

沖田 修一


沖田 修一
映画監督

1977年生まれ。埼玉県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。短編『鍋と友達』(02)が第7回水戸短編映像祭にてグランプリを受賞。初の長編作品『このすばらしきせかい』(06)を監督。TVドラマの脚本・演出を経て、監督を手掛けた『南極料理人』(09)で商業映画デビューを果たす。その後『キツツキと雨』(12)では、第24回東京国際映画祭で審査員特別賞などを受賞。翌年の『横道世之介』(13)では、第56回ブルーリボン作品賞を受賞の他、国内外問わず数々の映画賞を総なめした。続く『滝を見にいく』では第27回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ正式出品された。最新作『モヒカン故郷に帰る』(16)では第18回ウディネ・ファーイースト映画祭にてブラック・ドラゴン賞とブロンズ・マルベリー賞の2冠受賞をはたした。

秋元一孝


秋元一孝
松竹株式会社 取締役映像副本部長、
株式会社松竹マルチプレックスシアターズ 代表取締役社長

1962年生まれ。京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。1985年に松竹株式会社入社し、映画興行部にて7年間、劇場勤務の後、番組編成スタッフとなる。2001年に株式会社衛星劇場へ出向、製作部長として映画製作に携わる。その後、松竹に戻り映画興行部長を経て、邦画編成室長、編成局長として『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン』『GOEMON』『おくりびと』『舟を編む』等、配給作品の窓口を務める。2012年に取締役就任、2014年より松竹マルチプレックスシアターズ代表取締役社長を兼任。

西ヶ谷 寿一


西ヶ谷 寿一
東京テアトル株式会社映像事業部 企画調整部プロデューサー

1970生まれ。静岡県出身。明治大学文学部演劇学専攻卒業。2003年東京テアトル株式会社に入社し、新人監督の発掘と育成を中心に映画製作に携わる。主なプロデュース作品として、井口奈己監督(『犬猫』『人のセックスを笑うな』)、冨永昌敬監督(『パビリオン山椒魚』『パンドラの匣』)、沖田修一監督(『南極料理人』『横道世之介』)、熊切和嘉監督(『私の男』『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS 』)、真利子哲也監督(『NINIFUNI』『ディストラクション・ベイビーズ』)、岨手由貴子監督(『グッド・ストライプス』)、前田司郎監督(『ふきげんな過去』)など。 『私の男』が第36回モスクワ国際映画祭グランプリ、主演男優賞を獲得、また、『ディストラクション・ベイビーズ』で真利子哲也監督が、第69回ロカルノ国際映画祭で新進監督コンペ部門・最優秀新進監督賞を受賞。