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『黒の牛』が香港国際映画祭にて日本映画として史上初の快挙!最高賞Firebird Award 受賞!2026年1月公開予定 |
企画市パイロット映像から初長編化『黒の牛』 日本映画として史上初の快挙!!
第49回 香港国際映画祭 最優秀作品賞(Firebird Award)受賞!
監督:蔦哲一朗 主演:リー・カンション 出演:田中泯 音楽:坂本龍一
「予想を覆す独創的な映像世界。普遍的かつ超越的な瞑想的体験」
京都映画企画市の歴代パイロット映像から初長編化した『黒の牛』(蔦哲一朗監督)が、2025年4月10~25日開催の第49回香港国際映画祭コンペティション部門にて日本映画としては史上初となる最高賞のFirebird Award を受賞しました。
©NIKO NIKO FILM / MOOLIN FILMS / CINEMA INUTILE / CINERIC CREATIVE / FOURIER FILMS
香港国際映画祭は1977年にスタートし、世界各国の新作劇映画、ドキュメンタリー、アニメーションからクラシック作品、更に香港の学生映画に至るまで、50の国と地域から約200本の映画が上映されるアジアで最も歴史のある映画祭。
Firebird Awardは香港国際映画祭のヤングシネマコンペティション部門で最も優れた作品に贈られる最高賞で、日本映画、日本人監督作品の受賞は本作『黒の牛』が史上初となる。
『黒の牛』は、禅に伝わる悟りまでの道程を十枚の牛の絵で表した「十牛図」から着想を得て、全編フィルム撮影にこだわり8年の歳月をかけ完成させた蔦哲一朗監督の第2作目の長編映画。
主演はツァイ・ミンリャン監督作品で知られるリー・カンション、田中泯が禅僧を演じ、音楽は生前参加を表明していた坂本龍一の楽曲を使用。
撮影も長編劇映画では日本初となる70mm フィルムを一部使用し圧倒的なスケールで描いている。
日本公開は2026年1月予定。
蔦哲一朗監督コメント
「物語性と過度な感情移入を極力排し、映画本来のフィルムによる画力を信じて構成した挑戦的な本作が、世界的な映画祭でようやく評価されて大変嬉しく思います。
主演の李康生さんはじめ、日本と台湾でお世話になった皆様と牛様たちのおかげだと感謝。
日本での劇場公開に向けて、世界各国の映画祭で皆様に“無のその先”を体感してもらえたら!」
審査員による本作の選出理由
「独自の哲学的・美的視点と鋭い歴史的洞察、そして鮮やかな自然描写を融合させた、予想を覆す独創的な映像世界。普遍的かつ超越的な瞑想体験」