2022年度

【第14回 京都映画企画市優秀映画企画が決定!】


2022年度の京都映画企画市コンテストが10月16日(日)に京都みなみ会館で行われました。3名の審査員による厳正な審査の結果、優秀映画企画は、鹿野洋平監督の『うつつの光、うつる夜』に決定いたしました。
本企画には350万円相当のパイロット版映像制作権利が付与され、東映株式会社京都撮影所もしくは株式会社松竹撮影所の協力とアドバイスを受けながら京都府内で撮影をする予定です。


【蔦 哲一朗監督『黒の牛』2016パイロット版 長編化記念上映・舞台挨拶】

また、2016年度優秀映画企画 蔦哲一朗監督『黒の牛』が日本、台湾、アメリカの国際共同製作で長編映画化されることを受け、コンテスト内でパイロット版が上映されました。
長編化に至るまでの過程や、フィルム撮影へのこだわりなど、興味深いお話を伺うことができました。
主演にリー・カーション、田中泯、美術に部谷京子、音楽に坂本龍一(敬称略)を迎えるなど豪華スタッフ陣が集まった長編映画『黒の牛』は2023年に公開予定です。是非、劇場でご覧ください。


【開催内容】

<概要>
・ファイナリスト5名によるプレゼンテーション
・『黒の牛』パイロット版上映・蔦哲一朗監督舞台挨拶
・優秀企画発表・審査員講評

<日時>
2022年10⽉16⽇(⽇)13:30-16:00 (受付開始 13:20)

<場所>
京都みなみ会館(京都市南区⻄九条川原城町110)

<評価者>※プロフィール詳細は、「評価者」ページをご確認ください。
犬童 一心(映画監督)
矢島 孝(松竹株式会社 映像企画部映画企画室プロデューサー)
和田 隆(映画記者/プロデューサー)

<映画企画コンテスト ファイナリスト>(作品名五十音順、敬称略)


『うつつの光、うつる夜』
ウツツノヒカリ、ウツルヨル

鹿野 洋平(監督)
1992年神奈川県横浜市生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了後、 東映株式会社に芸術職研修契約者の助監督として入社。東映東京撮影所・東映京都撮影所にて数多くの映画やTVドラマに演出部として参加後、現在はフリーランスの助監督・映像作家として活動中。



『御伽探偵』
オトギタンテイ

大脇 邦彦(監督・脚本)
1983年生まれ。2006年より映像業界に足を踏み入れ松竹撮影所にて時代劇をメインに助監督として現場に所属。滝田洋二郎、本木克英、中村義洋などの映画監督の作品にも参加し、現在も時代劇の新時代に向けて躍進中である。『池波正太郎時代劇 光と影』『くノ一忍法帖蛍火』を監督する。



『刀愛(仮)』
トウアイ

加瀬 聡(映画監督)
1975年千葉県生まれ。美容師、バンド活動等を経て、日本映画学校へ入学。卒業後、フリーランスの助監督として様々な作品へ参加。2011年、長編「SPINNING KITE」が世界15の映画祭、映画賞にてノミネートと受賞。以降、文化庁委託事業ndjc2014に選出され『もちつきラプソディ』を制作するなどコンスタントに短編を監督する。



『碧海のレクイエム』
ヘキカイノレクイエム

笹木 惠水(監督)
東京都出身。日本大学芸術学部映画学科監督コース在学中に、劇場デビュー後、短編映画を中心に創作開始。各地に滞在して創ることを好み、小樽では3作品を創作、札幌国際短編映画祭で上映。京都では、京都フィルムメーカーズラボに参加後、4組のアーティストが短歌を歌い継ぐ『little song』を撮影、公開中。



『纏』
マトイ

鳥畑 恵美莉(映像ディレクター)
1990年生まれ。大学卒業後、映像制作会社SEPに入社。制作を経て現在は映像ディレクターとして活動中。レキシ「たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう」、adieu「夏の限り」、Anna Takeuchi「泡沫SUMMER」「てのひら重ねれば」、the engy「Lay me down」「Higher」等のMV監督を務める。


【「京都映画企画市」オンライン企画相談会(非公開)】

「京都映画企画市」映画企画コンテスト開催前に、
応募者の方を対象に映画企画相談会を実施しました。


<内 容>
コンテストの前に企画応募者のスキルアップと企画実現を目的に、映画制作の第一線で活躍するプロデューサーを相談員に迎え、「企画市」企画応募者からマンツーマンで企画相談を受付けました。双方から活発に意見が交わされ、実りある時間となりました。

<日 時>
 2022年10月1日(土)

<相談員プロデューサー>(五十音順)

・久保田 傑プロデューサー
 (株)オフィス・シロウズ
1964年東京生まれ。90年に『福本耕平かく走りき』で第16回城戸賞受賞。同作で、監督デビュー。『ヒロイン!』(98)『絵里に首ったけ』(00)など数々の映画の脚本を担当し、2001年よりプロデューサーとして、株式会社オフィス・シロウズに所属。李相日や沖田修一などの作品を手掛ける一方、新人監督のプロデュースも多く行っている。代表作は『ごめん』(02)、『キツツキと雨』(12)、『許されざる者』(13)、『嘘を愛する女』(18)、『Red』(20)、『子供はわかってあげない』(21)など。


・永井拓郎氏
 (株)リキプロジェクト
1977年生まれ。石川県出身。『ひゃくはち』(08)、『ぼくたちの家族』(14)などをプロデュース。『聖の青春』(16)では、松山ケンイチが日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。近年も『ある船頭の話』(19)『私をくいとめて』(20)『茜色に焼かれる』(21)『死刑にいたる病』(22)など話題作を多く手掛ける。9月16日に『川っぺりムコリッタ』が公開。現在、㈱RIKIプロジェクトの代表取締役を務める。


2021年度の様子

〇優秀映画企画上映会(一般公開・無料・事前申込制)
2022/1/23(日)『水虎』京都凱旋上映
&金子雅和監督、部谷京子氏(美術)舞台挨拶

2020年度優秀映画企画『水虎』の京都凱旋上映会を、2022/1/23(日)に京都文化博物館にて開催しました。
金子雅和監督、美術の部谷京子さん、劇中画・特殊造形の金子美由紀さんら3人のトークを行い、遊女役として出演の沢暉蓮さんにもご挨拶いただきました。

詳細
https://www.facebook.com/kyotofilmpitching/posts/4717328881654386

水虎
左から金子美由紀さん、金子雅和監督、沢暉蓮さん、部谷京子さん
※フォトセッション時はマスクを外しております。

水虎
2019年度優秀映画企画『酢と油』上映

2020年度優秀映画企画『水虎』(パイロット版)は、2021年のプチョン国際ファンタスティック映画祭・企画マーケット「NAFF It Project」ポストプロダクションサポート部門でMocha Chai Award 受賞、第34回東京国際映画祭Amazon Prime Videoテイクワン賞ではファイナリスト作品として上映され、今回が初の京都凱旋上映となります。また、併せて2019年度優秀映画企画『酢と油』(パイロット版)も上映いたします。どなたでもご鑑賞頂けますので、ぜひお申込み下さい。

【開催内容】

日 時:2022年1月23日(日)10:30~12:00 (受付開始10:15~)
会 場:京都文化博物館 3F フィルムシアター

    (〒604-8183 京都市中京区三条高倉)
    https://www.bunpaku.or.jp/info/access/
上映作品(パイロット版):『水虎』(金子雅和監督)、
            『酢と油』(熊谷まどか監督)
ゲスト:金子雅和監督、部谷京子氏(美術)、劇中画・特殊造形の金子美由紀氏、キャスト沢暉蓮さん



<上映作品(パイロット版)詳細>
『水虎』(金子雅和監督)
http://kyotofilmpitching.jp/archive/r02/

『酢と油』(熊谷まどか監督)
http://kyotofilmpitching.jp/archive/r01/

<京都ヒストリカ国際映画祭>
公式HP
https://historica-kyoto.com/

京都映画企画市連携企画『水虎』作品詳細ページ
https://historica-kyoto.com/films/8763/

〇映画企画コンテスト(一般公開)

2021年度の映画企画コンテストは、11/7(日)にオンライン開催されました。優秀映画企画は、「幕末陰陽師・花 ~The Last Exorcist~」谷口広樹(プロデューサー)に決定しました。
本企画には、350万円相当のパイロット版映像制作権利が付与され、制作されました。

前回の企画コンテスト審査の様子

2021年度映画企画コンテストの様子

映画企画コンテストでは、書類審査を通過した7企画の代表者によるプレゼンテーションが行われます。審査員の評価で優秀映画企画(1企画)を選び、受賞者には350万円相当のパイロット版(短編)映像制作権が付与され、京都の撮影所の協力のもと撮影が行われる事になります。


【開催内容】

日 時:2021年11月7日(日)14:00~16:40
会 場:オンライン(Zoom)


<映画企画コンテスト ファイナリスト>(作品五十音順)

『おどれ一角』 玉木 雄介(監督)
『画鬼を愛した幽霊』 浅沼 直也(監督)
『木屑の血』 田中 大貴(映画監督、映像ディレクター、VFXアーティスト)
『天一 〜T E N I C H I〜』 柳 裕章(監督)
『幕末陰陽師・花 ~The Last Exorcist~』 谷口 広樹(プロデューサー)
『発酵と腐敗』 太田 信吾(監督・脚本)
『寄り鯨と舟屋のキヨ』 神保 慶政(映画監督)

<評価者>※プロフィール詳細は、「評価者」ページをご確認ください。

掛尾 良夫氏(田辺・弁慶映画祭プログラム・ディレクター、フィルミネーション株式会社 エグゼクティブ・アドバイザー)
橋本 一氏(監督)
湊谷 恭史氏(プロデューサー)

〇映画企画相談会(非公開)

第一線で活躍するプロデューサー(相談員)が本年度京都映画企画市応募者の中から映画企画の相談をマンツーマンで行います。


【実施要項】
オンライン開催
2021年10月30日(土)

※詳細は対象者へ事務局よりメールでご連絡いたします

【相談員(指導プロデューサー)】(敬称略) 


西ヶ谷寿一(にしがや としかず)
東京テアトル株式会社 映像事業本部 企画調整部 プロデューサー

1970年生まれ。静岡県出身。明治大学文学部演劇学専攻卒業。03年に東京テアトルに入社。新人監督の発掘と育成を中心にプロデュースを始める。代表作は、井口奈己監督『犬猫』(04)『人のセックスを笑うな』(07)、沖田修一監督『南極料理人』(09)『横道世之介』(13)『おらおらでひとりいぐも』(20)、冨永昌敬監督『パビリオン山椒魚』(06)『パンドラの匣』(09)『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)、熊切和嘉監督『私の男』(14)『ディアスポリスDIRTYYELLOW BOYS』(16)、真利子哲也監督『NINIFUNI』(11)『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、岨手由貴子監督『グッド・ストライプス』(15)、前田司郎監督『ふきげんな過去』(16)、黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』(19)など。最新作は、岨手監督『あのこは貴族』(21)。


佐藤美由紀(さとう みゆき)
(株)オフィス・シロウズ プロデューサー

北海道出身。日本映画学校卒業後、1993年、㈱オフィス・シロウズ設立時より参加し、柄本明監督『空がこんなに青いわけがない』(93)以降のオフィス・シロウズ作品の制作に関わる。主な作品歴は、原将人監督『20世紀ノスタルジア』(97)、中江裕司監督『ナビィの恋』(99)『ホテル・ハイビスカス』(02)『真夏の夜の夢』(09)、長崎俊一監督『柔らかな頬』(01)『闇打つ心臓』(06)、中原俊監督『コンセント』(02)、冨樫森監督『ごめん』(02)、中村義洋監督『ルート225』(06)、沖田修一監督『キツツキと雨」(11)『モヒカン故郷に帰る』(16)、熊谷まどか監督『話す犬を、放す』(17)、鶴岡慧子監督『まく子』(19)など。最新作は、沖田監督『子供はわかってあげない』(21・公開中)。



その他問合せ

送信先アドレス:kyoto.office@vipo.or.jp
京都映画企画市事務局