平成24年度優秀賞作品企画『Battle of Kyoto ~未来特区ネオウズマサ~』のパイロット版映像の撮影が、平成25年3月5日(火)から同月6日(水)の2日間かけて、東映株式会社京都撮影所にて行なわれました。

『Battle of Kyoto ~未来特区ネオウズマサ~』は、応募総数31作品企画のなかから書類審査とプレゼンテーション審査を見事に勝ち抜いた新感覚SF時代劇アクション。海外マーケットへの訴求を視野に入れて、パイロット版映像は全て英語の台詞で構成されており、企画者であり監督を務められる辻本貴則さんにとっても、京都映画・映像企画市にとっても、初めての挑戦となりました。

辻本さんは数日前から同撮影所に通って打ち合わせなど準備を進められ、またこれまでのキャリアで培ってきた実力を存分に発揮されて、制作班をうまくまとめ上げておられました。

MG_1304_RMG_1717_R
東映太秦映画村の大手門前での撮影風景。開村前の早朝から準備と撮影が行なわれていました。オープンセットでは、日本橋や百姓家、吉原通り、芝居小屋の中村座など様々な場所で撮影が行なわれました。

晴天に恵まれながらも、震えが止まらないほどの厳しい寒さのなか、派手なアクションと流暢な英語で台詞をこなす主役ジョーイ役の丞威さん、花魁の衣装で妖艶な演技を見せたユミ役の原裕美子さんの好演にも恵まれ、チームワークの良さが際立つ撮影現場でした。「本番!」と響く掛け声に、東映太秦映画村にいらした多くのお客様が撮影現場を一目見ようと柵越しに詰め掛けておられました。それにしても丞威さん、すごいジャンプ力!

426408_10151375308463800_972052874_n_RMG_1688_R
オープンセット三丁目広場。新聞記者さんにこの撮影風景を取材、掲載していただきました。寒さをものともせずに、アクション作品ならではのハードな動きを次々とこなされる役者さんたち迫真の演技に圧巻。

早朝から深夜にまでおよぶタイトなスケジュールだったにもかかわらず、2日間で全シーンの撮影を無事に完了!『Battle of Kyoto ~未来特区ネオウズマサ~』のパイロット版映像は、現在ポスプロ中。VFXをたっぷりと盛り込んだ見応え十分の完成版映像は、後日撮影報告会にて上映される予定です。出来上がりが楽しみですね。