平成25年9月14日(土)に京都文化博物館にて「平成24年度 京都映画・映像企画市/京都映画若手才能育成ラボ 撮影報告会」が開催されました。

はじめに、国内・海外の若手映画製作者を対象とした京都撮影所での本格時代劇製作ワークショップ「京都映画若手才能育成ラボ」( http://kyotofilmmakerslab.com/ )の作品上映・撮影報告が行われました。

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続いて、平成24年度「京都映画・映像企画市」優秀賞作品企画に選ばれた辻本貴則さんによる新感覚SF 時代劇アクション企画『Battle of Kyoto ~未来特区ネオウズマサ~』のパイロット版映像が上映され、その後辻本さんへのインタビューが行われました。

今回の撮影は東映京都撮影所にて行われ、同撮影所のスタッフと、辻本さんご自身がお呼びになられたスタッフが一緒に制作にあたりました。その混合チームのメンバー構成について尋ねたところ、「僕はずっとアクション映画を撮ってきたので、アクション監督はいつもやっている仲間と、また今回は目に見えない武器を実際に映像化するというのがテーマでしたので、いつも一緒に仕事をしているCGスタッフの2チームを呼びました。あとは京都を舞台にしたSFの要素を時代劇の世界観に強引に入れるとどうなるのかというところに興味があったので、京都の情景や設定など時代劇の雰囲気をしっかり活かす部分は東映のスタッフさんにお願いしました」と、それぞれへ期待した役割についてお答えをいただきました。

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即席チームのチームワークについては、「たくさんいろんなところでアクションを撮ろうとしたので、だんだん画が似てくるわけです。背景が似ているから“こっちの方から撮ったらええんちゃうか”というようなアドバイスをいただいたりして、楽しい感じでやらせていただきました」と、とても楽しい雰囲気だったとお話いただきました。また、「予算節約のために忍者役の演者がレールをひいていたりするんですよ」との発言もあり、会場が笑いにつつまれる一幕もありました。

■[後編]へ続きます