【 2020年度 評価者 】(敬称略)


掛尾 良夫(かけお よしお)
城西国際大学メディア学部招聘教授・学部長
早稲田大学卒業。「キネマ旬報」編集長、キネマ旬報映画総合研究所所長などを歴任。現在、城西国際大学メディア学部招聘教授・学部長、和歌山県田辺・弁慶映画祭のプログラム・ディレクターを務める。
主な編・著作に「外国映画ビジネスが面白い」「映画プロデューサー求む」「映画プロデューサーの基礎知識 映画ビジネスの入り口から出口まで」、「『ぴあ』の時代」、「日本映画の世界進出」などがあり、昨年、最古の映画雑誌のヒストリーを綴った労作「キネマ旬報物語」を発表した。映画『40歳問題』、田辺弁慶映画祭 10周年企画『ポエトリーエンジェル』プロデューサー、テレビ・ドキュメンタリー「映画人たちの8月15日」(WOWOW)企画などがある。


大友 啓史(おおとも けいし)
映画監督
慶應義塾大学卒業。1990年にNHK入局、秋田放送局を経て、97年から2年間L.A.に留学しハリウッドにて脚本や映像演出に関わることを学ぶ。
帰国後、連続テレビ小説「ちゅらさん」シリーズ、「ハゲタカ」(07)、「白洲次郎」(09)、大河ドラマ「龍馬伝」(10)などを演出し、内外の賞を多数受賞。映画『ハゲタカ』(09)で映画監督デビューを飾る。2011年NHKを退局し、株式会社大友啓史事務所を設立。同年、ワーナー・ブラザースと日本人初の複数本監督契約を締結し、『るろうに剣心』(12)を発表、『るろうに剣心 京都大火編』(14)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(14)とともに大ヒットを記録した。『プラチナデータ』(13)、『秘密THE TOP SECRET』(16)、『ミュージアム』(16)、『3月のライオン』2部作(17)、『億男』(18)、『影裏』(20)と話題作を次々と手がけている。『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』(21)は来年GWに公開予定である。
2017年に、自身の企画を実現するために株式会社Oplusを立ち上げ、海外との共同制作を視野に入れた多数の企画が進行中


福島 聡司(ふくしま さとし)
プロデューサー
横浜映画放送専門学校卒業。今村昌平監督の『楢山節考』(83)の制作部として仕事を始める。藤由紀夫監督『サンクチュアリ』(95)でプロデューサーデビューし、その後、文芸作品からホラー、アクション大作とあらゆるジャンルの作品をプロデュースしている。
市川崑監督、平山秀幸監督、滝田洋二郎監督他、トラン・アン・ユン監督他、数多くの監督と作品を手掛けているが、大友啓史監督とのコンビは、5作品を数える。
主な作品は、平山秀幸監督『愛を乞う人』(98)、『レディ・ジョーカー』(04)、藤由紀夫監督『ムルデカ17805』(01)、トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』(10)、水田伸生監督『謝罪の王様』(13)、落合正幸監督『呪怨 終わりの始まり』(14)、堤幸彦監督『真田十勇士』(16)、大友啓史監督『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』(14)など。『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』(21)は来年GWに公開予定である。